

キョウメーションケアとは、医学・看護学・介護学などと結びついた根拠に基づく認知症ケアの事です。それぞれの認知症状に合わせた根拠あるケアをすることにより、ご入居者様のストレスを軽減し、認知症状の進行を抑えることが出来ます。 絹の郷では、社団法人認知症高齢者研究所の指導を仰ぎながら、積極的に介護現場に取り入れております。 |

対象者 |
86歳 女性 介護度2 入居後1年6ヶ月 認知症診断 アルツハイマー型 日常生活自立度Ⅳ FAST6 |

[帰宅願望] [睡眠障害] の軽減、改善

仮説1 |
体調不良 |
実践 | 身体疾患への対応・精神的不安定への対応 ・便秘、腰痛、背中の痛みに対して便秘薬の服用や湿布の使用 ・パーソナルヒストリーの聞き出しから、ご本人の時代に一緒に入り込んだ ・場所を移して気持ちを変化させた |
仮説2 |
現状生活での不満足感 |
実践 | 心理的アプローチ ・生活リハビリ ・「洗濯たたみ・コップ拭き」をやっていただいた後、感謝の気持ちを精一杯伝える |
仮説3 |
自律神経の乱れ |
実践 | 体温低下・水分補給の改善 ・入眠時に体を温める ・中途覚醒時 温かいタオルで体を拭く、着替えをして温かい飲み物を飲んで頂く ・目標水分補給量の引き上げ 1000cc→1500cc |

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計画(Plan) 実行(Do) 評価(Check) 改善(Act) この一連のサイクルを繰り返し行うことで、お一人お一人にとってよりよい認知症対策を探すとともに、日々のケアを的確に行ってまいります。 |